サッポロライオンの店舗は、地域に溶け込み、地域に愛されることを目指している。地域貢献の一環として、地元中学生の「職場体験」を受け入れている店舗も数多い。
たとえばビヤダイニング銀座ライオン札幌ステラプレイス店では、簡単な仕込みや盛りつけを体験してもらっている。「中学生たちは緊張でカチコチになって、最初はこちらからの問いかけにも声が出ない様子でした。ランチタイムの忙しさに目を白黒させていましたが、まかないのオムライス作りに挑戦してもらう頃には笑顔になってくれました。次回はもっとしっかり教えてあげたいですね」と店長。仙台ビール園では、接客体験だ。「短い時間ですが、飲食業の楽しさの一端を感じてもらい、将来のサッポロファンを育てられればと思います」とのこと。
東京でも、2012年には7店舗合同で12名の受入を行った。目立たないが、地域と人とのつながりを築く貴重な取り組みである。