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お客様に丁寧に対応して、
満足して帰っていただく。
「当たり前」の大切さ。
初任地は、熱い熱い北海道。
2018年入社 YEBISU BAR 御茶ノ水店 店長(取材当時)

新潟県出身。入社して最初の勤務地が北海道。2年後に東京へ異動し、入社4年目の2021年には店長としてヱビスバー御茶ノ水店に赴任。積極的な仕事ぶりとは裏腹のインドア派で、休日は家でゲームざんまい。

初任地の北海道で、濃厚な日々に鍛えられる。

社会人になったら、まっさらな環境でスタートしたいと思っていました。だから入社時の面接で、一度も行ったことのない土地を希望。その結果、北海道に現存する最古のビヤホールである札幌の狸小路店に配属されました。
地下1階から4階まで、宴会場もジンギスカンもある店で、お客様もご常連様から外国人旅行客、周辺の会社員まで千差万別。目まぐるしい毎日に、基礎を叩き込まれました。
1年半後、小樽に近いスキー場、キロロリゾート内に新規開業したステーキハウスに異動。従業員は全員寮生活。お客様はほぼ100%インバウンドという、特殊な環境でした。連日のように行われるミーティングでは、議論百出。雪も溶けそうな、熱い熱い日々でした。

スタッフとの“サービス競争”が思わぬ効果を生む。

東京に戻ると、新型コロナウイルスの影響でお客様も店舗スタッフも激減。北海道の濃密な人間関係に懐かしさを感じていた入社4年目、私はYEBISU BAR御茶ノ水店に店長として赴任しました。自分には何ができるだろう。期待と不安を抱えて店に入ると、10数名いるアルバイトスタッフは8割が年上の大ベテランばかりでした。私が何か指示をする前に、皆ササっと動いてくれます。コロナ禍もなかなか収まらず、大きな店舗施策も打てない状況の中、ふと、「無理して店長っぽいことをしなくても、今は良いのだ」気づきました。そこで私は一度肩の力を抜くことにし、「みんなに負けない最高の接客をしよう」と決意しました。誰より早くオーダーを取り、いち早くレジに向かう。熟練スタッフと“サービス競争”をすることで、自分も店舗も成長できればと考えたのです。
これが、思いがけない効果を生むことになりました。

“当たり前”の徹底が、お客様の高評価につながる。

周辺にオフィスが多く平日のランチが主力だった店ですが、だんだんと夜や土日にもお客様が目立ち始めました。ご近所の方々が夕食を取りに来たり、週末は家族連れでファミレス状態になったり。新しいご常連様も、着実に増えていきました。
営業会議でも「なぜこんなに売上が伸びているのだ?」と不思議がられましたが、メニューも装飾もフェアも、特別なことは何ひとつしていません。お客様に丁寧に対応して、満足して帰っていただく。そんな“当たり前”が売上に直結することを、改めて痛感しました。
店舗は、不思議な生き物です。地方も含めて、もっといろいろな店を経験したい。そして「これが私の店づくり」と胸を張れるものを、手にしたいと思います。

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