栃木県での新店舗オープンで、自身初の支配人に
店舗の日々の運営に責任を持つのが店長。そして、多くの場合は店長を教育しながら複数店舗の経営に責任を持つのが、支配人です。私は、店長時代も支配人と同じ強い責任感で働いていたつもりでした。しかし初めて支配人になった銀座ライオン宇都宮店の開業時には、本物の重責を痛感しました。
それまで勤務した店舗の多くが少数精鋭の社員で運営する人員構成だったこともあり、私は部下の育成に対してあまり積極的ではありませんでした。「オレについてこい」スタイルが大の苦手で、ずっと「自分はリーダーに向いていない」とも思っていました。その固定観念を壊してくれたのは、宇都宮に旅立つ前の銀座ライオン川口店で一緒に働いていたアルバイトスタッフでした。