A. 新卒採用区分においては、[店舗マネジメントスタッフ]と[本社スタッフ] の募集となっています。ただし、本社業務は「お客様のニーズをキャッチし具現化する」という店舗業務の延長線上にあると捉え、新入社員は原則、店舗勤務からのスタートとなっています。また、キャリア採用区分においては、[フロアスタッフ]、[キッチンスタッフ(和食・洋食)]の募集となっています。
Q. 求める人物像について教えてください。
A. 「食」の楽しさを発信する仕事ですから、食に関する様々な情報(味・産地・文化・旬・調理法など)収集に貪欲であってほしいと思っています。そしてリーダーとして、「自分がやらねば」という意識を常に持ち、それを実行に移すことができるパーソナリティの持ち主。多くの経験を手にするには、行動することが不可欠です。失敗を恐れずにチャレンジする気持ちをぶつけてほしいと思います。
Q. 勤務地限定の採用は行なっていますか?
A. 新卒採用区分については原則、勤務地限定募集は行なっておりませんが、選考時に勤務地希望のヒアリングを十分に行なうとともに、当社キャリア開発についての考えをしっかりとお伝えしています。
一方、キャリア採用区分については、勤務エリアを限定しスタートする体系となっております。いずれの採用区分においても、面談において個人の現況を鑑み、十分にお話をする機会を設けて採用活動を行なっていきますのでご安心下さい。各地区の募集状況については、採用担当までお気軽にお問い合わせ下さい。
Q. OB/OGから直接お話を聞きたいのですが
A. 個人情報保護の観点から、人事総務部からOB・OGの個別連絡先を直接ご紹介することはできませんが、選考の中で都度セッティングを行なっております。
まずは人事総務部までお問い合わせください。
入社後&人事について
Q. 入社後の配属先はどのように決定されるのですか?
A. 各採用区分・職種とも、面談・選考から入社に至るまでの間に、希望についてお聞きしていますが、事業計画に基づく各店舗の人員計画、適性や希望、通勤時間等を総合的に判断して、新入社員の教育に適した配属先を選定しています。マルチブランド展開中の弊社では、異動によるキャリアアップも加味し、長期的展望に立った人財配置を行なっていきたいと考えています。
Q. 異動について教えてください。
A. 新規出店等の事業計画、ご本人の適性・希望・現況などの理由から、業態内のみならず、業態間の人事異動を行なっています。異動の頻度は個人により多少異なりますが、2~3年に一度が標準的です。
また、全国各都市に展開中の弊社ですが、エリア限定採用以外の採用区分であっても、いくつものエリアを転々とする転勤については、レアケースです。
Q. 本社への配転はどのように決定されるのでしょう。
A. 入社後は、店舗にて飲食店マネジメント業務の基礎を学んで頂きます。その間の店舗における業務習得度や適性、ご本人の希望、本社の人財需要等のマッチングにより、本社へ異動となることがあります。本社での勤務後、身に付けたスキルをもとに、再度店舗に異動になることもあります。
Q. 入社後どのくらいの期間で、支配人(マネージャー職)に昇格するのですか?
A. 職能資格制度に基づき、毎年実施される人事考課により、社員は資格持点を加点していきます。新卒採用区分の場合、入社7~8年目に副支配人昇格試験、9年〜10年目に支配人として管理職に昇格するケースが一般的です。
Q. 支配人に至るキャリア形成に時間がかかる理由を教えて下さい。
A. サッポロライオンでは、各店舗の販売促進計画の立案(メニュー開発・イベント企画)や業績予算の策定等が、全て本社からのトップダウン形式で行なわれているわけでなく、各店舗の責任者すなわち支配人が中心となり、商況に基づいた独自の営業政策を策定し、オペレーション管理を行なっています。したがって、真の意味でのマネジメント能力が必要であると言え、コスト管理に加え、販売促進の手法・経験をしっかりと時間をかけ身につけてもらっているのです。
研修&教育について
Q. 新卒採用区分の場合、採用内定後入社までの期間に研修などはありますか?
A. 一定期間を要する集合研修は行なっていませんが、ビール工場見学等のフィールドワークや、グループワークを採り入れた内定者懇談会を複数回実施し、内定者同士のコミュニケーションを深めるとともに、会社のフレッシュな情報を定期的にお伝えしています。
また、ビジネスマナーの基礎力を養うべく通信教育も実施しておりますが、あくまでも学生最終年度としての生活を最優先に、充実した日々を過ごして頂きたいと考えています。
Q. 新卒採用区分の場合、入社後はどのような研修が実施されるのですか?
A. 入社後数日間で行なわれる新入社員研修(ビジネスマナー・サービス・衛生管理の基礎習得等)を経て、店舗配属となりますが、以降はサッポログループ合同研修や、定期的に開催される飲食店実務や商品知識に関する研修を受講するシステムになっています。また、入社半年経過時には、フォローアップ研修を実施し、仕事の振り返りと人事・会計・営業業務知識補強を図っています。
各採用区分に共通した研修としては、階層別・職種別の研修はもとより、業態単位・エリア単位の各種ミーティング・勉強会も頻度高く行なわれているのが特徴です。
Q. 通信教育制度について教えて下さい。
A. 各人の能力開発・自己啓発の一助として、業務に役立つ講座を幅広く抽出し、毎年開設している教育制度です。フロアスタッフ、キッチンスタッフともに、自己の課題(テーマ)に合わせ、自由に選んで頂けるよう語学から趣味・生活まで多彩なコースを用意しています。期間内に受講終了した際には、50%~70%の割合で会社がその費用を援助しています。
Q. 資格取得支援制度について教えて下さい。
A. 飲食店経営における提案力発揮の為に、取得を推奨している「資格」がいくつもあります。「ソムリエ」「レストランサービス技能」「専門調理師」といった料飲系の資格を中心に、「衛生管理者」「社会保険労務士」「宅地建物取引主任士」といった管理系の資格など。具体的には以下の支援制度により、学ぶ気持ちをバックアップしています。
(1)取得費用の全額または一部費用を会社が負担
(2)取得に向けた通信教育や勉強会を実施
(3)取得後は援助金を支給
福利厚生について
Q. 独身寮について教えて下さい。
A. ご自宅から首都圏店舗への通勤アクセスが難しい方を対象として、男性は千葉県:船橋市に集合型の独身寮を所持しています。(月額寮費@8,000円:水光熱費込み)
また、業務上の異動による転勤の際は、借上社宅を用意します。
Q. 労働組合はありますか?
A. はい。サッポロライオン労働組合が組織されています。会社(経営者)との活発な意見交換により、企業の発展と社員の安定した生活を実現する為の役割を担っています。
福利厚生の一環としての海の家契約、みかん狩り&バーベキュー大会なども、労働組合との共催により実現している取り組みの一例です。
Q. 社員食堂はありますか?
A. 全国各地に複数の拠点を要する飲食店経営の特性上、集合型の社員食堂施設は本部も含めて設置はありません。店舗で勤務する際の昼食は、各店舗の調理場にて日々作られており、一食あたり@220円を、当月の給与から控除しています。
Q. 出産・育児に関する休業について教えて下さい。
A. 法律で定められているとおり、産前6週間・産後8週間の産前産後休暇を規定しています。また、希望に応じ、育児休職(最長で子が3歳まで)の申請や勤務時間の短縮(最長で小学校3年次終了まで)を受けることができます。
育児や介護を支援する制度のさらなる充実に向け、社員の声を反映し、「家庭に対する責任を果たしながら、仕事でも活躍したい」と願う気持ちを会社としてバックアップしていきたいと考えています。
Q. 財産形成援助制度について教えて下さい。
A. 財産形成のための、個人積立年金制度や、毎月少額の資金でサッポロホールディングス株式を購入できる社員持ち株制度、持家取得のための住宅資金貸付制度、社員とご家族のための団体保険制度など様々な制度で、社員が安心して生活できる環境作りをしています。
労働環境について
Q. 一店舗あたり何人ぐらいのスタッフがいるのですか?
A. 席数120~150という比較的大規模な店舗を展開している当社では、一店舗あたり5~7名(フロア:2~3、キッチン:3~4)の社員を配置しているケースが多くなっています。加えてアルバイト・パートスタッフの在籍が10~20名程度。総勢30名弱でチームを編成し、交替制シフトに基づき営業にあたっています。(在籍人員数は、店舗面積やレイアウト、営業時間・日数により異なります)
Q. 勤務時間・残業について教えて下さい。
A. 店舗営業時間の多くは、11:30~22:00の時間帯で設定されており、配属先店舗の営業時間帯に応じ、開店60~30分前を始業時刻とする早番シフトと、閉店(ラストオーダー)15~30分後を終業時刻とする遅番シフトを基本に、ワークスケジュールを設定しています。季節・繁閑に応じ、残業勤務を行なうこともありますが、概ね月20時間程度となっています。
Q. 休日について教えて下さい。
A. 年間休日数は107日、月8~9日の休日を店内のスタッフ交替制で設定していきます。店舗の立地特性に応じ、各店舗で個人の希望も交え休日設定していますので、土日の休日や連休も有り得ます。オフィス街立地店舗の場合は、来客状況等から土日祝日の休日が、繁華街立地店舗の場合は、平日の休日が比較的多くなる傾向にありますが、店舗間の応援勤務等も交え、各店舗の休日設定が平準化するよう、ワークスケジュールの情報共有がエリア単位でなされています。
また、個人で希望を出し設定できる休日として、誕生日にはバースデー休暇、自身や家族のためのアニバーサリー休暇、ケア休暇等を取得することができます。
Q. 社員の平均勤続年数や離職率について教えてください。
A. 厚生労働省の調査では、大学新卒者の3人に1人が入社3年以内に退職するとされていますが、サッポロライオンの3年内離職率はこれを下回っています。新卒採用にあたっては、内定前後に多くの社内情報を配信し、会社と接する機会を設け、仕事の内容や会社の雰囲気をつかんでもらい、スムーズに社会人生活をスタートできるよう心がけています。 また、会社全体の平均勤続年数は、約17年となっており、調理師等の転職者が多い当業界の中でも、じっくりと仕事に取り組む方が多い傾向にあるといえます。
Q. 育児と仕事の両立についての考えを教えて下さい。
A. サッポロライオンでは、定期的に『女性社員によるプロジェクトチーム』や『働き方改革委員会』を立ち上げ、男女関係なく、家庭と仕事を両立させながら自分のキャリアを磨けるような職場環境づくりを進めています。このようなプロジェクトチームや委員会からの提案を元に、育児休職から復職へと至るプロセスにおいて、休職期間のみならず、復職後の職位・労働時間・労働日数等、仕事の質・量双方の観点から、個々人の状況に合わせ、コース選択できる制度を取り入れています。また、小学校3年学年末に達しない子を養育する従業員は、申し出により、1日当たりの所定労働時間を2時間短縮できる制度もあります。
会社・事業について
Q. サッポロビール社などグループ各社との交流はありますか?
A. サッポロホールディングスの事業会社として、サッポロビール社、ポッカサッポロフード&ビバレッジ社、サッポロ不動産開発社とは、関係部門間で密に連携をとりながら仕事を進めています。また、人的なグループシナジー向上を目的として、新入社員研修や階層別研修等を通じ、コミュニケーションを図れる場も設けています。 グループ内の異動については、企業間のビジネスノウハウ習得を目的として、一定期間他社に出向するケースが稀にありますが、会社を移籍するいわゆる「転籍」のケースは現状ございません。
Q. 社会貢献活動についての取組みを教えて下さい。
A. サッポログループの企業行動憲章に基づき、地域貢献活動、寄付・募金運動、文化支援活動を柱に様々な活動を行なっています。 地域貢献の一環としての職場体験の受入、寄付・募金活動の一環としてのチャリティオークション実施や震災復興支援募金などはその活動の一例です。 詳しくは、サッポロホールディングス株式会社SAPPOROサステナビリティブックをご覧ください。
Q. サッポロライオンの強み・弱みを教えて下さい。
A. 当社の強みはやはり、長年に亘り外食事業に取り組んできた伝統に支えられる「人的資源」にあると言っていいでしょう。「熟年・壮年・青年」幅広い世代から構成される社内は、常に多角的な視点で議論がなされる風土にあります。
一方、弱点を挙げるとすれば、伝統と信頼の面での高い評価に比べ、先進性や斬新さ、驚きという要素が、まだまだ十分とは言えない点でしょうか。めまぐるしく社会が変動する今、新事業の拡大に加え、変化に適合できるための柔軟な組織体制づくりを進めています。
Q. これからの展望について教えて下さい。
A. あくまでも「食」を基軸として、長期的視野に立った食文化育成と発信に努めていくことは、これまで同様変わりはありません。ビヤホールを中心とした既存ブランドは、日常の延長線上にある楽しさ~気のおけない仲間との交流~を感じられる日本人の暮らしに定着した業態であることをモットーに、新業態の開発にあたっては、国内・国外問わず、良き食文化や新たなお酒の楽しみ方にフォーカスし、各ジャンルにおける本質を捉えたものであることを心がけ店舗展開を図っていきたいと考えています。
今後は、従来の大型店を基盤とした宴会等の利用シーンだけではなく、小型業態の展開・新規開発や、郊外・ホームタウン型の出店にも注力し、新しい生活様式の中での新たなビジネスモデルを拡充していきたいと考えています。。